TRPG

『クトゥルフ神話TRPG』を遊ぶ【初めてのTRPG】

『クトゥルフ神話TRPG』とは?

クトゥルフの呼び声』(クトゥルフのよびごえ、Call of Cthulhu)とは、アメリカのゲーム会社であるケイオシアム社が1981年に製作したテーブルトークRPG(TRPG)です。クトゥルフ神話の世界観を体験するホラー・ジャンルのシステムです。以後は改訂を重ね、2014年に第7版が発売されています。

日本では1986年以後ホビージャパンによる第2版および第5版の翻訳が、また、2003年よりはKADOKAWA(エンターブレイン)から『クトゥルフ神話TRPG』と改題された第6版、『新クトゥルフ神話TRPG』と改題された第7版の翻訳が発売されています。(Wikipediaより一部引用)

日本の卓ゲーマー間では「CoC」、もしくは単に「クトゥルフ」などという略称が使われいています。

もともとは1920年代アメリカを舞台とし、ラウグラフトの怪奇小説のエピソードやその登場モンスターを題材としたシナリオを遊ぶことを想定したシステムでしたが、近年の日本ではハウスシナリオ的に現代日本を舞台として怪奇冒険譚を遊ぶやり方が流行り、現在もっとも日本でユーザー数の多いTRPGといっても過言ではないでしょう。

ニコニコ動画やYouTube等でリプレイ動画が流行り、そのような数多の動画によって存在が認知されたこともブームの後押しになったと考えられます。

六版以降に発売されたサプリメントや七版では現代日本(現代社会)で遊ぶルールが公式からもサポートされていて、さらに必ずしも近代アメリカを舞台としない遊び方がやりやすくなりました。

ルールブックは何を買えばいいの?

上記の本はいわゆる六版のルールブックです。版としては最新ではありません。
 
ですが、日本でクトゥルフ神話TRPGが流行った時に主流だった版ということで、現在世に出回っているシナリオは六版を前提とした構成のものがとても多いです。
また六版からクトゥルフ神話TRPGを遊んでいるもののまだ七版に移行していないユーザーもそれなりに存在します。
 
これからクトゥルフ神話TRPGを遊ぶという方は「一緒に遊ぶ人」と「遊ぶ予定のシナリオ」が六版対応か七版対応もできるのか確認してからルールブックを買うとよいでしょう。
 
クトゥルフ神話TRPGのルールブックは、日本で遊ばれているTRPGルールブックの中でもかなり高価な方ですので、買ってから「必要な方じゃなかった…」となったら悲しいですからね…
 
 

上記の本が七版のルールブックです。

ルールブックを買う際の注意事項は前述のとおりです。

ステータス表記がすべて百分率対応に変更されたり、また職業ごとに技能値の上限が細かく設けられたり、戦闘ルールもかなり整理されたりと大まかなゲームコンセプトは変わりませんが、よりルールが六版から洗練されていますね。

クトゥルフ神話TRPGは、近年の国産TRPGシステムと比べてルールが良くも悪くもファジーでしたので、六版が主流だったときは皆戦闘やキャラ作成に関してたくさんハウスルールを用意していた思い出があります。七版基準だとルルブ自体も読みやすくなりましたし、ハウスルール山盛りにしなくてもルールブックが処理をケアしてくれるシーンが増えた印象です。

初心者におすすめの遊び方

「日本で今一番ユーザーの多いシステム」というだけあって、公式シナリオだけでなく、ファンメイドのシナリオも多数あるのがクトゥルフ神話TRPGのよいところです。

六版のルルブ掲載シナリオは当然と言えば当然なのですが1929年代アメリカを舞台としたお話なので、リプレイ動画等を見て現代日本で遊びたい場合はpixivやクトゥルフ神話やろうずwikiなどでファンメイドのシナリオを探してみましょう。

最初はシンプルな探索シナリオがおすすめです。

探索がメインのシナリオであれば、迷ったら医師や医大生のPCを使うと汎用的な技能を高水準で取れますしRPもやりやすいでしょう。

クトゥルフ神話TRPGは、近年遊ばれているシステムの中でも特にPCが死にやすいという特徴を持っています。

極端に強い(PCではそもそも倒しきれないor苦戦をする前提)モンスターと対峙しなくてはならない展開がシステムのコンセプトで許されている以上、それこそそれまでいくらプレイヤーがうまく立ち回っていたとしてもサイコロのご機嫌次第で自分や仲間が簡単に命を落とす展開が容易に予想されます。

逆に言えば、「可愛い子には苦しんでほしい」という性癖のある方は、合理的に推しへの苦痛を摂取できるため、とてもこのゲームに向いていると言えます。

(もちろん”生還して当然”ではなくぎりぎりの冒険を求める方にもおすすめです)

 

また特にファンメイドのシナリオでは秘匿HOのあるものも数多く存在します。

シナリオ自体は素晴らしいものも多いですが、PvPの可能性があるシナリオを遊ぶ際は以下のことに注意しましょう。

これは他の対面対人ゲームにも言えますが、PL(プレイヤー)があまりにも頑なに他キャラへの接触を拒んだり、情報の秘匿を”徹底しすぎると”、セッション自体が前に進まないという事態にもよく陥ります。

もともとクトゥルフ神話TRPGはPvP(プレイヤー同士の対人戦)を想定したシステムではないため、ルールによる対人プレイへのサポートが薄い傾向にあるということもセッションの膠着に拍車をかけてしまうのです。

またロールプレイとは別にPCが敵同士だったとしてもそれを動かすPLへ暴言を吐くようなことも控えましょう。

 

リアルに考えれば敵は殺すし大切な秘密は守り通してナンボですが、TRPGをやるときは適度に心にウッカリ八兵衛を召喚して「状況を動かす」ことも大切です。

「PCは敵対してても、PL同士は協力して楽しく遊ぶ!」というマインドがとても大切

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