TRPG

『ダブルクロス』を遊ぶ【はじめてのTRPG】

『ダブルクロス』とは?

『ダブルクロス』と現代社会に似た世界で超能力バトルができるTRPGです。

イメージとしては超能力に目覚めた少年少女が裏の世界で戦う――という感じです。プレイヤーは12種(追加ルール適用で+1種)の超能力ジャンル(シンドローム)から1種~3種を選び、お好みの超能力者PCを作成して目的達成のため探索をしたりバトルをしたりします。

ダブルクロスの世界は、ぱっと見我々が暮らす現代世界とそう変わらないように見えます。ですが、その裏には未知のウィルス「レネゲイド」が存在しており、これに侵された人間は「オーヴァード」として超能力に目覚めるのです。超能力はいいことばかりではなく、限界を超えて使いすぎると正気を失って「ジャーム」となり、PCとしてはロストします。強く、しかし不安定な存在となりながらも日夜戦わざるを得ない人々の物語というわけです。中二病力が非常に重要となります。

スキルの組み合わせ方の構成や、判定方法、バトルの移動関係のルール(「エンゲージ」の概念)等、F.E.A.R.社の他システムにも共通する基本ルールが多く、「アリアンロッドRPG」等同社のルールが近いシステムを遊んだことのある方ならすぐに飲み込めるかと思いますが、初めてこれらのルールに触れる方には少し複雑かもしれません。F.E.A.R.社システム特有の10面ダイスを多用する判定は、物理的にたくさんのサイコロが舞い、まさに人知を超えているといいたくなるような大きな達成値が飛び交ってある種の爽快感があるので筆者は大好きですが。

知り合いのみで遊ぶ分には関係ありませんが、一般的にはバトルを楽しむことに重きを置いて遊ばれていることが多いので、もし野良卓に参加する際はある程度バトルでダメージ生産に貢献できるスキル構成を持っていくと安牌かと思います。

ルールブックは何を買えばいいの?

「ダブルクロス」は現在「ダブルクロス The 3rd Edition(略称「DX3」)」という名目で二回の版上げがされています。もちろん無印や「The 2nd Edition(略称DX2)」も存在しますが、現在遊ばれている「ダブルクロス」はおおむね最新の「DX3」です。これから「ダブルクロス」を遊ぼうと思っている方はとりあえず「ダブルクロス The 3rd Edition」を買えば問題ないでしょう。もし「『ダブルクロス』をやります」と誘われた時やそのような募集に参加する際には、一応「使用ルルブはDX3ですか?」と確認すると事故が無くせると思います。

とりあえずコレ! 基本ルールブック

最低限必要なのは「ルールブック1」です。これだけでも一通り遊べます。もしもう少し遊びの選択肢が欲しい場合はルールブック2もあるとよいでしょう。ルールブック2にはキャラ作成時の追加ルールや人ならざる生命体「レネゲイドビーイング」についての解説やPC利用時のルールがあります。

合法的に人外PCが作れます!(重要)

ルールブック1・2は文庫本サイズで発行されており、価格もそれ相応で非常にお求めやすい価格ですね。本屋さんのライトノベルの棚にも置いてあったりします。

ダブルクロスには「リプレイ」というシリーズの文庫サイズ書籍も存在しており、これは制作サイドが実際に遊んでみた記録であったり、ダブルクロスの世界観で書かれた小説のようなものであったりします。各種動画投稿サイトでみられるリプレイ動画のようなことを書籍でやっているものですね。これはルールブックではないので、自分がダブルクロスを遊ぶ上では必要ありません。あくまで個人的な読み物という立ち位置のものなので、買う際はご注意ください。

さらに深く遊ぶ! サプリメント

TRPGにおけるサプリメントとはいわゆる「追加データブック」です。最初は基本ルールブックだけで遊んでみて、もっと遊んでみたくなった方が買うとよいでしょう。ダブルクロスにはたくさんのサプリメントが発行されていますが、最初に買うサプリメントとして特におすすめなのがこの「上級ルールブック」です。追加シンドローム「ウロボロス」が掲載されており、さらに深くダブルクロスを楽しめるでしょう。

初心者におすすめの遊び方

最初はサンプルキャラを利用してクイックスタートで遊ぶのがおすすめです。名前や経歴などのプロフィールはご自分で決めて構いませんが、データ周りについて一度すでに組んである構成を使ってみると理解が深まると思います(強要するわけではありません)。基本的にはどのキャラもやることが明確でシンプルに使いやすく、しっかりした性能になっています。ただし、ルールブック1の「新緑の使徒」はちょっと一部のスキルを腐らせやすいので、その辺が気になる方は注意です。

シナリオはルールブック1掲載の「Crumble days」がシステムに慣れるために最初にやるにはとてもおすすめです。敵キャラのステータスもすぐ運用できるよう判定時の計算も記載してあり、GMが初めてでもかなり回しやすいものとなっています。もしこのシナリオが気に入った場合は、「Crumble days」の続きの話として継続で遊べるシナリオがルールブック2にあり、キャンペーンの導入としても使えるでしょう。

初めてだとデータの取り回しが複雑で戸惑うこともあるかもしれませんが、このあたりのシナリオを踏まえて実際に自分で動かしてみると割とすぐに慣れるかと思います!

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